2017年3月に開幕するWBC(ワールドベースボールクラシック)で戦う侍ジャパンの監督・コーチについてまとめてみました。

監督である小久保裕紀氏は注目されているので、知っているファンも多いと思いますが、日の丸のもとに集った28人の侍たちをまとめる、その他の首脳陣の顔ぶれはどうなんでしょうか?

監督を含め7人の首脳陣たちは、正に7人の侍ですね。では早速、見ていきたいと思います!

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監督/小久保裕紀・背番号90

 

生年月日:1971年10月8日

年齢:46歳

身長:182センチ

体重:87キロ

出身地:和歌山県

プロ通算成績:2,057試合2,041安打413本塁打1,304打点58盗塁、打率2割7分3厘

侍ジャパン歴(選手・コーチ含む):1992年オリンピック、2015年プレミア12

 

侍ジャパンの若き指揮官・小久保裕紀監督。現役時代は、福岡ソフトバンクホークスと読売ジャイアンツに所属し、両チームで主将を務めました。さらに、2005年から2009年まで、第10代プロ野球選手会長も務めています。

小久保裕紀氏といえば、やはり2003年の読売ジャイアンツの無償トレード移籍ですね。その年、福岡ダイエーホークスは優勝しましたが、ダイエーは優勝の立役者でもあった小久保裕紀氏をチームから放出します。

小久保裕紀氏と、当時の球団社長との折り合いが悪いことが原因だったようですが、現在こうやって侍ジャパンの監督に任命されるなど、活躍をみせる小久保氏。当時の同僚や仲間からの信頼も厚く、どちらが正しかったのかは、語るまでもありませんね。

現役引退後はニュースキャスター等を務めた時期もありましたが、小久保裕紀氏ほどの人物を野球界が放っておくはずがありません。サムライジャパンの指揮官として再びユニホームを着ています。

現役時代の輝かしい成績、周囲からの人望、見た目の格好良さ・スタイルすべての面で文句のつけようのない小久保裕紀氏。あと望まれるのは、偉大な王貞治監督、原辰徳監督に続くWBCでの優勝のみ。

是非とも頑張ってほしいです!!

 

ヘッドコーチ/奈良原浩・背番号73

生年月日:1968年5月16日

年齢:49歳

身長:168センチ

体重:65キロ

出身地:埼玉県

プロ通算成績:1,508試合674安打13本塁打212打点198盗塁、打率2割3分7厘

侍ジャパン歴(選手・コーチ含む):2015年プレミア12

 

現役時代は、西武ライオンズ、日本ハムファイターズ、中日ドラゴンズで活躍した奈良原浩氏。打撃と言うよりは、守備と走塁に秀でたプレイヤーだったようだ。(だったようだとしているのは、私は現役時代を知らないので、情報からの推測になるため。)

守備や走塁が得意だったプレイヤーをヘッドコーチに置くということは、侍ジャパンも守備や走塁に重点を置いていることが伺える。これまでの国際大会でも、スモールベースボールに徹してきたことが良い結果を産んでいる。

奈良原浩氏がヘッドコーチということで、侍ジャパンの戦い方は明らかだろう。その点に注目して応援してみるのも面白いと思う。

あと、お笑い芸人のペナルティー・ワッキーに似ている点が個人的に愛着が湧く。

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投手コーチ/権藤博・背番号72

生年月日:1938年12月2日

年齢:79歳

身長:177センチ

体重:73キロ

出身地:佐賀県

プロ通算成績:210試合82勝60敗、防御率2.69

侍ジャパン歴(選手・コーチ含む):初選出

 

意外にも侍ジャパン初選出の近藤博氏、あの大魔神佐々木投手を育て、常勝軍団・横浜ベイスターズを率いたのは、私の記憶には新しい。笑

選手に任せる、放任主義の指導者で、その指導方針がとんでもなくビッグな選手を育てることもあるし、指示がなさ過ぎて軋轢(あつれき)を生むこともあったという。(↑佐々木投手がいい例)

今回はWBC侍ジャパン初選出で、その指導方針が吉と出るか?凶と出るか?は大いに注目すべき点だと思う。日本を代表する投手だから「自分で考えろ!」という方針では、投手コーチの存在は必要ないし、特に重要な場面では頼れる投手コーチであってほしい。

最近の侍ジャパンは試合の後半に継投で失敗することが多いので、継投するピッチャーのやりくりは、やはり投手コーチの最大の見せ場だと思う。

個人的には、齢79歳になられたが、いかつい権藤さん大好きなので、頑張ってほしいと思う。

 

バッテリーコーチ/村田善則・背番号84

生年月日:1974年4月24日

年齢:43歳

身長:176センチ

体重:79キロ

出身地:長崎県

プロ通算成績:302試合132安打6本塁打43打点1盗塁、打率3割1分3厘

侍ジャパン歴(選手・コーチ含む):初選出

 

コーチ人の中で一番意外な人選が村田善則氏だ。(村田さんスミマセン・・)現役時代の成績や指導者としての実績、極めつけは、捕手の優秀なコーチもっといるでしょ?って思いが正直強いです。

昨年、2016年から読売ジャイアンツの1軍バッテリーコーチに就任し、1シーズンを指導者として戦ってきたとは言え、やはり経験値の点で不安は残ります。

さらに今回、侍ジャパンに選出されたピッチャーは、パ・リーグ9人、セ・リーグ4人と、圧倒的にパ・リーグの投手が多い状況です。セ・リーグを主戦場とする村田善則氏の起用はやはり疑問だけしか残りません・・。

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打撃コーチ/稲葉篤紀・背番号80

生年月日:1972年8月3日

年齢:45歳

身長:185センチ

体重:94キロ

出身地:愛知県

プロ通算成績:2,213試合2,167安打261本塁打1,050打点74盗塁、打率2割8分6厘

侍ジャパン歴(選手・コーチ含む):2008年オリンピック、2009年WBC、2013年WBC、2015年プレミア12

 

コーチ陣の中で、一番世界大会への出場実績があり、実績も申し分なく頼りになるのが、打撃コーチの稲葉篤紀コーチです。個人的には、もはや、現役復帰して出場してもらいたいほどです。

世界大会通算5回目(選手・コーチ含む)の出場は、日本人プロ野球選手の中では最多となり、その経験値は計り知れませんね。特に、侍ジャパンが優勝した2009年のWBCでは、レギュラーとして奮闘し、打率.318をマークし、チームを牽引しました。

現役引退後は、ニュース番組などで、プロ野球の取材キャスターを務めることもありますが、選手や状況の分析力やアドバイスは的確です。

今回の侍ジャパンには、ミスタートリプルスリーの山田哲人選手、4番争いが激しい中田翔選手、筒香嘉智選手など、打棒に期待がかかる選手が多いだけに、稲葉打撃コーチのアドバイスが生きると思います。

今大会は、侍ジャパンの打撃は注目ポイントに挙げられるでしょう!

 

内野守備・走塁コーチ/仁志敏久・背番号87

生年月日:1971年10月4日

年齢:46歳

身長:171センチ

体重:80キロ

出身地:茨城県

プロ通算成績:1,587試合1,591安打154本塁打541打点135盗塁、打率2割6分8厘

侍ジャパン歴(選手・コーチ含む):2015年プレミア12

 

現役時代は読売ジャイアンツへ入団し、セ・リーグ新人王、二塁手としてゴールデングラブ賞を受賞した。その後は、横浜ベイスターズへトレードで移籍し、晩年は独立リーグでもプレーした経験を持つ。

現役引退後は、独立リーグでコーチを務めた後、野球解説者、筑波大学大学院などのキャリアを積んで、2013年に侍ジャパンのコーチに就任した。野球に対して非常に真面目で、紳士的に取り組む印象がある。

私の中では、小久保監督に近いイメージがある仁志敏久氏。ジャイアンツ時代も含めて、もしかしたら仲が良くて、一緒に飲みに行ったりする仲なのではないだろうか?(←完全に予想)

WBCでは内野の守備や走塁(盗塁)は、日本のスモールベースボールの生命線と言ってもいいほど重要だ。仁志敏久コーチにかかる期待は大きい。

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外野守備・走塁コーチ/大西崇之・背番号79

生年月日:1971年7月2日

年齢:46歳

身長:176センチ

体重:73キロ

出身地:大阪府

プロ通算成績:723試合292安打18本塁打180打点46盗塁、打率2割7分3厘

侍ジャパン歴(選手・コーチ含む):2015年プレミア12

 

現役時代は中日ドラゴンズで、俊足堅守の外野手として活躍した。現在は、読売ジャイアンツの1軍外野守備・走塁コーチである。

現役時代に審判の判定に不服があり、その審判の脇腹を殴って肋骨を骨折させたという前代未聞の経歴があるようだ。優しそうな外見からは想像できない激しい気性の持ち主なのかもしれない。

国際大会は、誤審疑惑が発生しやすいので、その際には大西コーチの動きにも注目。さすがにないと思うが・・。

外国人バッター相手だと外野への打球も増えるため、外野守備の指示を出す大西コーチの手腕に期待がかかる。

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まとめと感想

 

2017年WBC侍ジャパンのヘッド・投手・守備走塁・打撃・バッテリーコーチは誰?についてまとめてみました。

選手も初選出が多い印象でしたが、監督・コーチ陣も国際大会の経験が少ない印象ですね。まぁ野球は、そもそも国際試合の数が少ないため、どの国も条件は同じだと思います。

 

今回は、投手コーチの権藤博氏、バッテリーコーチの村田善則氏が世界大会初選出ということで期待がかかりますね。投手は試合の勝敗を一番左右すると言っても過言ではないポジションなので、2人のコーチへの負担は大きいものと思います。頑張ってください!

 

そして、頼りになるのは、やはり稲葉篤紀打撃コーチの存在ですね。オリンピックを含め、今回のWBCが最多5回目の国際大会出場です。しかも、世界一に輝いた2009年のWBCでは打率.318と、チャンスメイカーとして大活躍していましたね。

優秀なバッターが揃う侍ジャパンですが、経験者の稲葉打撃コーチのアドバイスは頼りになる存在ですね。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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