大成建設がおこなっていた地下鉄七隈線延伸工事で博多駅周辺道路の陥没事故が発生してしまいました。

大成建設が担っていたのは、七熊線延伸工事で3つに分けられた工区の一番重要な『博多駅(仮称)工区』です。『博多駅(仮称)工区』は博多駅や博多中心街の地下を担当するため、とても重要な区間と位置付けられています。

本当に手抜き工事があったのか?噂の検証と、大成建設の過去の事故の実績などを見ていきましょう。

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大成建設が手抜き工事?地下鉄七隈線延伸で陥没事故!


11月8日(火曜日)に起きた福岡駅周辺道路の陥没事故、お昼頃に福岡市の高島宗一郎市長から「おそらく陥没の原因は地下鉄七隈線の延伸工事、原因を究明しながら、まずは二次事故を防ぐ」と素早い初動対処がありました。

福岡駅前で道路が陥没した理由は?原因は市営地下鉄七隈線延伸工事か?【画像】

まずは安全性第一ということで、まだまだ復旧のめどは立たない状況ですが、今後の動向を注意深く見守っていく必要があります。

実は福岡市では2014年にも同様の道路陥没事故がありました。2度ある事は3度あることも考えられますし、安全対策には万全を期してもらいたいものです。

JR博多駅の道路陥没の復旧期間は?地下鉄七隈線の工事期間や延伸経路は?

大成建設は手抜きをしていた?ナトム工法とは?


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今回の地下鉄七隈線延伸工事を請け負っていた会社の一つに「大成建設」があります。大成建設といえば1部上場の大企業です。過去には、国や県などの大きな工事を多くになってきました。


大成建設に手抜き工事があったのでは?


という噂があるようですが、その可能性は・・


極めて低いと思われます。


なぜならば、今回の地下鉄七隈線延伸工事では『ナトム工法』という安全性の高い方法で進められていたからです。

新オーストリアトンネル工法(こうほう)とは
NATM(ナトム)工法とも呼ばれる。主に山岳部におけるトンネル工法のひとつ。トンネルは地圧(土や岩盤の圧力)が高くなるほど崩壊する危険性が高まる。従来の山岳トンネルにおいては、トンネル壁面に骨組みとなる支保工を作り、矢板という木板や鉄板を壁面にあてがい、分厚いコンクリートを塗り(これを「巻き立て」という)、こうやって作った壁のアーチによってトンネルを支えるのが基本であった。しかし矢板が年月とともに腐食し、コンクリートにひびを生じさせ剥落を起こす可能性がある。
ナトム工法においては、逆にこの地圧を利用して周囲の地層を一体のものとしてトンネルの強度を得るのである。
ナトム工法は、掘削した部分を素早く吹き付けコンクリートで固め、ロックボルト(岩盤とコンクリートとを固定する特殊なボルト)を岩盤奥深くにまで打ち込むことにより、地山自体の保持力を利用してトンネルを保持する工法。当初は固い岩盤を持つ山岳でのトンネル施工に用いられていたが、現在では多種の関連工法と併せて軟弱地盤や都市部においても用いられるようになっている。


【もっと詳しく!】
ナトム工法【NATM】弱点・欠点とは?地下鉄七隈線延伸工事でトンネル事故

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画像が小さくて少し見にくいですが、地下鉄七隈線延伸工事の全体図です。

画像の黄色い部分を「ナトム工法」でおこない、赤い部分を「シールド工法」でおこなっています。一般的にナトム工法の方がコストや手間がかかりますので、福岡市内の重要な部分については慎重に工事をしようとした意図が感じられます。

大成建設が手抜き工事をしていないと思う2つ目の理由は、掘削していた作業員の対処です。

掘削作業中に異常を感じた作業員は、異常をしっかりと感じ取り、判断し、地上の道路を通行止めにする処置を施しました。

末端の作業員にまで人的な教育がしっかりと行き届いている証拠ではないでしょうか?もし、この対処が遅れていたと思うとぞっとしてしまいます。

博多駅前のコンビニ・セブンイレブン【画像】は大丈夫?水が道路陥没の予兆?

さいごに


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大成建設が手抜き工事をした?との噂を検証してみました。まだまだ情報が少ない中での検証でしたが、これまでの対応を見る限りそのような感じはしませんね。福岡市の高島宗一郎市長の初動対処も素晴らしいと感じました。

望んで起こる事故はありません。今回の地下鉄七隈線延伸で陥没事故はショックですが、怪我や被害に合った人がいなかったことがせめてもの救いでしたね。

今後もこのニュースを注意深く見守っていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございます。

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