2016年6月9日
日本野球機構などのプロ側と日本学生野球協会などのアマ側の双方が今後協議し、
野球殿堂受賞者については学生野球資格の回復制度を緩和する方針であることが発表されました。
そもそも学生野球資格とか回復者研修制度とは?
全力で調べてみました!!
お好きな所からどうぞ♪
学生野球資格とは?
学生野球資格とは、一言でいえば
「高校や大学で学生に野球を教える資格」のことです。
この資格は、プロ野球選手になると自動的になくなります。
つまり、プロ野球選手になると、母校などで後輩たちを指導したりできなくなるんです!
意外でした・・・。
気軽に母校へ行って、野球の指導ができないんですね!
確かに、プロ野球選手と高校球児の絡みって見たことがないですね。
なぜ学生野球資格をつくったの?
プロとアマの間に垣根が出来てしまったのは、55年前の1961年に起きた「柳川事件」がきっかけと言われています。
アマである社会人野球側とプロ野球側に大きな亀裂ができてしまいました。
当時、プロ側はアマの社会人選手を自由に引き抜くことができたのですが、社会人側はこれに猛反発。
大事な大会の前に主力選手をスカウトされては困る。
そこで、秋の社会人野球日本選手権が終わるまでプロ側は選手をスカウトしない協定ができたのですが、プロ側はこの協定の破棄を通告しました。
協定破りのスカウトが行われたのです。
禁止された春の時期に某プロ球団が、社会人チームに所属する柳川福三外野手と契約を交わしました。
社会人側はこれに激怒!
プロ退団者の受け入れを拒否することし、学生野球界もこれに同調
プロ野球OBは学生野球の指導者になれなくなってしまったのです。
(勝つことで)利益を追求するプロ野球
広告やイメージアップを図る社会人野球
スポーツって競技のクリーンなイメージとは裏腹に、よく利害が絡みます。
利害が絡んでいると、美しくないし、何よりもファン離れになってしまうと思います。
プロ野球と社会人野球、過去の経緯を乗り越えて、野球界が発展するよう良い方向に向かってほしいですね。
今回の、学生野球資格の復活にはとても期待しています!!
学生野球資格回復制度、当初はとても厳しい条件だった!
プロとアマの間に交流が無いのも野球界全体にとって不利益です。
そこで1984年に規制緩和の第一歩、プロ野球選手は10年教職につけば規定の適性試験を受けられ、合格すれば晴れて学生野球の指導者になれる。という条件ができました。
それでも10年待たないといけない・・・。
その後、10年が5年、2年となり、ついには教職の条件はなくなり、研修を受講するだけで学生野球資格が回復できることになったのです!
そして今回ついに!
野球殿堂受賞者については、その研修をも無くしたり、別の制度を考えようということになりました!
長い年月をかけて、プロとアマの垣根がようやくここまで低くなったんですね!
プロ野球選手の再就職の道が広がったのでは?
これはプロ野球を引退した選手の再就職先としてとてもいい事なんじゃないかと思われますが、高校、大学では既に名指導者が居座っており、なかなかそこに
入り込むことは難しいようです。
一筋縄ではいかないんですね・・・。
最近、プロ殿堂選手になった人を調べてみると
2015年では古田敦也選手、林和男選手、村山龍平選手。
2014年では野茂英雄選手、秋山幸二選手、佐々木主浩選手、相田暢一選手です。
そうそうたるメンバーですね!
こんなビッグネームが監督やコーチとして甲子園の舞台に登場したらとても楽しそうです!
ファンとしては期待しています!!
学生野球資格まとめ
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「学生野球資格とは?プロ殿堂選手は回復者研修制度が緩和され認定者に」
どうでしたか?
最近は、少年野球の人口が減っているそうです。
元スター選手が指導することになれば、少年たちの野球離れを立て直す事ができるかもしれません。
さらに、アマにはないプロならではの指導法で、新たな高校生スター選手などが育成できるかもしれません。
今後の野球界に注目です!
今回はプロ殿堂選手のみが対象のようですが、今後もっともっと緩和していってほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。