人工島って、意外に世界中に沢山あるみたいです。
日本でも関西国際空港、中部国際空港、東八潮、ポートアイランド、六甲アイランドなどが人工島として分類されているようです。
大小様々な人工島があり、実際、人工島は星の数ほどあります。
計画的に整備された人工島は芸術としても扱われていて、有名なものとしてドバイの「パーム・アイランド」などがあります。
人工島って人間の都合よく作られたものですが、ならではの美しさってありますよね。
そんな人工島ですが、少々困った人工島も存在するようです。
近年、ニュースなどで取り上げられる「南シナ海の中国の人工島」です。
簡単に説明すると、中国が自国領でない南シナ海(南沙諸島)で人工島を次々と作っていて、それに近隣の国々が迷惑しているという問題です。
南沙諸島ってどこ?人工島の場所は?
人工島を作っている南沙諸島ってどこにあるのでしょうか?
場所を確認して、唖然としました。
中国から遠い・・。ってか遠すぎ・・。
画像で見ると、ブルネイ、ベトナム、フィリピンの方が圧倒的に近いですね。
こんな場所に人工島を作るって大丈夫なんでしょうか?
いいはずがないですね。
近隣の国々はそろって苦情を出しているようです。
が、実際には中国の軍事的圧力に屈して、見守っている状況のようです・・。
岩礁や岩は領土として認められない
中国の南沙諸島の人工島建設は、もちろん国際法上も違法である可能性が極めて高く
位置的な問題はどうかというと、中国から200海里以上離れている南沙諸島はもはや領海(12海里)の域を優に超えています。
さらに問題なのは、「埋め立てている場所」だと言われており、国際法上は
「満潮時に、全てが海面下に沈没してしまう岩礁ならば、国際法では埋め立てをしても領海や排他的経済水域(EEZとは認められない。」
となっています。
中国が埋め立てている岩礁は、これに該当するといわれています。
つまり、岩や岩礁は領土として認められない。ということです。
ふと思ったのですが、日本の場合、沖ノ鳥島はどうなんでしょうか?
レーゾーンなのかな!?(笑)
しかし、国際法そのものに明確な拘束力が期待できないことが問題ですね。
結局、実効支配で力ずくで「俺の島だ!」と主張した国の勝ち。
という国際社会の現実です。
いよいよアメリカが動き出した
やはり、国際社会に最大の影響力をもつアメリカが黙っているはずがありません。
南シナ海には豊富な天然資源(原油、天然ガス)があるからです。
2015年に、人工島から12海里以内に軍艦や飛行機で侵入し無言の圧力をかけています。
この問題に対して、米中首脳会談で具体的な進展はありませんが、水面下での攻防が激しくなっているようです。
日本にとっても影響が大きい問題ですね。
2016年はこの問題がさらに深刻化しそうなので、とてもとても心配です。
まとめ
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人工島って大小・形、様々なものが世界中に沢山あります。
気が付けば、私たちの身近にも沢山ありますね。
人間が都合よく作っているため、利便性や快適性を高めた機能的かつ芸術性を兼ね備えたものまであります。
しかし近年、中国が南沙諸島に建設している人工島は、
他の国(人)のことを考えずに、極めて身勝手に作られているものだと思ってしまいます。
「人工島」凄いものですが、
人間の英知を良いことに使って世界が平和になってほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。